春の肌はなぜゆらぐ?マイクロバイオームと発酵の力で、土台から整えるスキンケアを

春のやわらかな陽射しに心がほどける季節。しかし肌にとっては、花粉や寒暖差、紫外線、乾燥などさまざまな刺激が重なり、1年の中でも特にゆらぎやすい時期です。赤みやかゆみ、肌のごわつきや化粧ノリの悪さを感じている方も多いのではないでしょうか。

こうした春の不安定な肌をケアするには、「肌のバリア機能を整えること」が何より大切です。そして最近注目されているのが、肌にすむ“菌(マイクロバイオーム)”の存在と、そこに働きかける発酵スキンケアです。

今回は、発酵成分がなぜ春のスキンケアにおすすめなのか、その理由をご紹介します。

 

◾️肌にも“菌のバランス”がある? マイクロバイオームとバリア機能の深い関係

私たちの肌の表面には、皮膚常在菌と呼ばれる何兆個もの微生物がすんでおり、これらの菌たちが肌のうるおいバランスやpH、外的刺激への防御力に深く関わっています。これが、いま話題の「マイクロバイオーム」です。

たとえば、善玉菌である表皮ブドウ球菌は、肌を弱酸性に保つ有機酸をつくり、病原菌の繁殖を防ぐ働きがあります。しかし、春の乾燥や花粉、摩擦などでバリア機能が低下すると、この菌のバランスが崩れ、悪玉菌が優位になってしまうことも。すると肌はさらに敏感になり、赤みやかゆみなどの炎症を起こしやすくなってしまうのです。

だからこそ春のスキンケアでは、「菌がすみやすい肌環境」を整えることが鍵。そこで力を発揮するのが、発酵由来のスキンケア成分です。

 

◾️発酵スキンケアが春におすすめの理由

発酵成分は、原料を微生物の働きで分解・熟成することで生まれます。その過程で生み出されるのが、アミノ酸、有機酸、ペプチドなどの美容成分。これらは以下のような働きで、ゆらぎやすい春の肌をサポートしてくれます:

  • 角層内の天然保湿因子(NMF)を補い、水分保持力を高める
  • 肌のpHを整え、善玉菌がすみやすい環境をサポートする
  • ターンオーバーを穏やかに整え、バリア機能の再構築を促す

うるおいに満ちた角層は、バリアの要。角層が整っていると、紫外線や花粉といった外的刺激を受けにくく、菌のバランスも安定しやすくなります。

 

◾️肌が敏感に傾いてしまったときにも、発酵のやさしさを

「すでに肌トラブルを感じている…」そんなときこそ、発酵由来成分は頼れる存在です。

発酵の過程で、アレルギー源や刺激物質が分解・除去されるため、敏感になった肌にもやさしくなじみます。また、発酵によって成分が低分子化されているので、肌への浸透性が高まり、肌トラブルの改善が期待できます。

以下のような発酵成分は、春の敏感肌にぴったりです。

  • 酵母エキス:うるおいを与え、外的刺激から肌を守る
  • 乳酸桿菌発酵液:マイクロバイオームのバランスを整え、肌荒れを防ぎやすい状態に
  • アスペルギルス培養物:角層の水分保持力をサポートし、バリア機能を高める

 

◾️肌にすむ菌を味方に。土台ケアに「発酵」という選択を

肌のゆらぎやすい春こそ、「マイクロバイオームを整える」視点でのスキンケアが大切です。発酵由来の成分は、肌にすむ菌のバランスをサポートしながら、肌本来のバリア機能を引き出す力を持っています。

「なんだか肌が不安定」「肌トラブルが気になる」そんなときは、発酵の力を借りて肌の土台からやさしく立て直していきましょう。


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