2025年 4月 11日

なんだか最近、寝ても疲れが取れない…？

春のポカポカ陽気に心がゆるむ一方で、実は今、体にはちょっとしたストレスが積み重なっています。そう、春の花粉です。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみ。そしてじわじわと忍び寄る「眠れない夜」。

この時期、なんだか寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める…そんな悩みを抱えていませんか？実はそれ、花粉と睡眠の密かな関係が影響しているかもしれません。

◾️花粉症と睡眠不足、じつは深い関係が

花粉症の代表的な症状である「鼻づまり」や「くしゃみ」は、睡眠中の呼吸を妨げ、眠りを浅くする大きな原因になります。夜中に何度も目が覚めたり、呼吸が苦しくて熟睡できなかったりと、睡眠の質は大きく下がってしまいます。さらに、目や喉のかゆみによる不快感や、花粉症の薬による眠気・だるさが日中のリズムにも影響を与えることがあります。

実際、ある調査では、花粉症の人の約6割が「夜の睡眠に何らかの影響を感じている」と報告されています。※1

また、別の調査によれば、花粉症の時期には通常時に比べて平均1.2時間も睡眠時間が短くなることが分かっています。※2

◾️寝不足が招く、花粉症スパイラル！

睡眠不足は、免疫力の低下、自律神経の乱れ、ストレス増加など、様々な悪影響を及ぼします。免疫力が低下すると、アレルギー反応が過剰になり、花粉症の症状が悪化します。また、自律神経が乱れると、鼻の粘膜が過敏になり、症状が悪化しやすくなります。さらに、日中の眠気や集中力低下は、ストレスを増加させ、症状をさらに悪化させる可能性があります。

◾️花粉症シーズンの睡眠の質を高める対策

では、どのようにすれば花粉症シーズンの睡眠の質を高めることができるのでしょうか。今日からできる対策をいくつかご紹介します。

寝室の環境整備
- 空気清浄機を使って、寝室の花粉を除去しましょう。
  こまめに掃除をして、寝具や床に付着した花粉を取り除くことも大切です。
寝る前の対策
- 自分に合った寝具を選び、リラックスできる寝室を整えましょう。
  寝室の照明は暖色系で落ち着いた空間を作り、寝室の温度は季節に応じて調整します。夏は25〜26℃、冬は16〜19℃が理想的です。
体内環境を整える
- 睡眠の質を高めるためには、体の内側から整えることが大切です。
  特に腸内環境を整えることは免疫力を高め、花粉症の症状を軽減する助けになります。腸内細菌のバランスが崩れるとアレルギー反応が強くなりやすいため、腸内環境をサポートする食品やサプリメントを取り入れることが有効です。