秋の肌トラブルは「肝臓の疲れ」が原因かも?美肌のためのインナーケア

夏から秋へと変わりゆくこの時季は気温や湿度の変化が大きく、夏バテなどから身体の不調を感じる人が多いのではないでしょうか。

夏は、紫外線ダメージや室内外の温度差、冷たいものを食べすぎるなど、身体にとってたくさんのダメージ要素があります。そのような環境下で最も影響を受けているのが「肝臓」。肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれ、逆に何らかの症状を感じたときに病気が発覚するケースがほとんどです。

季節の変わり目で肌の悩みが増えてきたというあなたも実は肝臓が原因かも?
今回は、美肌の臓器と呼ばれる肝臓を健康にして、身体の内側から美肌を目指す方法をご紹介します。

 

■美肌の臓器とも言われる「肝臓」の不調による肌トラブルとは?

肝臓はさまざまな働きを持っていますが、肌と密接に関わりのある働きは「代謝」と「解毒機能」です。

1つ目の代謝は、一定のサイクルで肌が新しく生まれ変わるターンオーバー機能が肝臓と関係しています。
肝臓の代謝機能が低下すると、肌の生まれ変わりのサイクルが乱れ、古い角質層がうまく排出されません。古い角質層が蓄積してしまうと顔がくすみ、肌の透明感が失われます。さらに、角質層にあるメラニンを排出することができず、シミやそばかすなどの肌トラブルも同時に現れてしまいます。

2つ目の解毒機能とは、身体の中の必要なものと不必要なものに分けられ、有害物質などの不要なものは無毒化して体外へと排出する働きをいいます。代表的なのはアルコールの分解です。肝臓は、入ってきたアルコールを最終的には水と二酸化炭素に分解し、汗や尿、呼吸と一緒に身体の外へ排出しています。

肝臓の解毒機能が低下すると、分解できなかった有害物質が身体の中を巡ってしまったり、停滞したままになったりします。排出できなかった有害物質が肌から出そうとすることで、ニキビや吹き出物などの肌トラブルを引き起こします。

 

■「肝臓」の働きが低下するメカニズム

肝臓などのあらゆる内臓の働きは自律神経によってコントロールされています。
自律神経とは、内臓の働きや代謝、体温といった体の機能を24時間コントロールしている神経のことです。
夏場は高温多湿なので、室内外の気温差などから体温の調節が難しく、自律神経が乱れやすい環境にあります。そのため、秋口まで夏バテを感じている方は肝臓の機能が弱っている可能性が高いです。

また、栄養素の少ない乱れた食生活や暴飲暴食、お酒の飲み過ぎなども肝臓の代謝・解毒機能の低下させます。

 

■美肌ケアは「肝臓」の健康から

 肝臓が健康的に働くためには、ビタミン・ミネラル・たんぱく質などの栄養素が必要です。
肝機能サポートで有名なのは、アルコールの分解をサポートする「オルチニン」や「タウリン」のサプリメントですが、肝臓の解毒機能をサポートする「ビタミンC」や、メラニン生成を防ぐ「L-シスチン」や「グルタチオン」などのサプリメントもおすすめです。

栄養素が必要だからといって過剰に摂取してしまうと、かえって過剰な処理をしなければいけなくなり、肝臓に負担を与えてしまいます。
日々の食事に取り入れたり、サプリメントで補ったり、ご自身のライフスタイルに合わせてバランスよく栄養を補給することで、健康的な美肌に近づくことができます。 

ホワイトDD

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肌にお悩みがある人は化粧品などの外側からのスキンケアに加え、内側からインナーケアをすることで相乗効果が生まれ、ワンランク上の美肌を目指すことができます。季節の変わり目で肌トラブルに悩んでいる人は、身体の不調を取りのぞくことから始めましょう。